ルミナー4でお手軽ポートレート補正【写真比較・作例あり】

  • 公開:2020.02.02
  • 更新:2023.09.27
  • カメラ
ルミナー4でお手軽ポートレート補正【写真比較・作例あり】

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こんにちは、雪梅 (せつめ) です。

今回は最新技術を駆使したルミナー4のポートレート補正機能について、各ツールの効果や使い方をまとめました。

この記事はこんな人におすすめ

  • 手軽にポートレート補正したい
  • レタッチにかける時間を短縮したい
  • ルミナーの使い方を知りたい
  • これからレタッチの勉強をしたい

Luminarのもう一つの魅力、AIスカイ・リプレースメントの機能についてはこちらの記事をご覧下さい。👇

関連記事 空のレタッチは「Luminar4」が最強。Skylum独自のAIレタッチャーはマジで仕事が速いです。

Luminar (ルミナー4) のポートレート補正って?

直感的な操作かつリーズナブルな価格で評判の良い画像編集ソフト「Luminar 4 (ルミナー4)」には、人工知能であるAIを利用した最新のポートレート補正機能が備わっています。

2020年2月現在の4.1.0バージョンでは、以下の4つの補正機能があります。

Luminar4(ルミナー) の4つのポートレート補正機能

  1. AIスキン・エンハンサー
  2. ポートレート・エンハンサー
  3. ハイキー
  4. オートン効果

この中でも特筆すべきなのが「AIスキン・エンハンサー」と「ポートレート・エンハンサー」の機能。

一体どんな効果があるのでしょう?

日本人女性のサンプル写真

ここからは日本人女性のサンプル写真を用いてご説明していきますね。

使用ソフト:Luminar 4 (ver4.1.0)
OS:Windows10

1. AIスキン・エンハンサーの機能と効果

AIスキン・エンハンサー (AI Skin Enhancer) は人工知能が自動で顔を認識し、肌の凹凸や小じわ、薄いシミ、ソバカスなどを軽減しなめらかに補正してくれる優れものです。

下の画像は「AIスキン・エンハンサー」を適用させる前と後の比較写真です。

AIスキン・エンハンサー効果適用前後写真
▲ AIスキン・エンハンサー (量:100)

今回は違いがわかりやすいように調整値をMAX100に設定してみました。

元画像 (左) に比べて適用後 (右) では、目元のクマや 頬周りの毛穴が抑えられ、肌がふんわりなめらかに仕上がっているのがわかりますね。✨

2. ポートレート・エンハンサーの機能と効果

お次はポートレート・エンハンサー (Portrait Enhancer) 。こちらは写真の中からAIが自動で人の顔を認識・検出し、各パーツを補正してくれる機能です。

ポートレート・エンハンサーの操作画面(Luminar4)
▲ ポートレート・エンハンサーの操作画面

ポートレート・エンハンサーで出来ること

ポートレート・エンハンサーでは顔の明るさをはじめ、目・口元・フェイスラインなどの各パーツをピンポイントで補正できます。

2020年2月現在、以下の12種類のツールが利用可能です。

No ツール名 効果
1 フェイスライト 顔全体を明るくする
2 赤目除去 赤目を補正する
3 アイホワイトニング 白目を補正する
4 アイエンハンサー 黒目や瞳のコントラストを高め輝きを与える
5 ダークサークルの除去 目元周辺のくすみやクマを軽減させる
6 スリムフェイス フェイスラインをほっそりさせる
7 目を大きくする 目を大きくする
8 眉毛の改善 眉をクッキリさせる
9 唇の彩度 唇の発色を良くする
10 唇の発赤 唇の赤みを強める
11 唇が暗くなる 唇の明るさと彩度を下げる
12 歯のホワイトニング 歯を白くさせる

 

さてここからは、私が実際に試してみて「仕事で使えるなぁ」と思った機能をビフォーアフター写真とともにご紹介しますね。(。・ω・。)ノ

⚠ 今回は各ツールの効果を比較しやすいように、調整値を50~100と多めに設定しています。実際に使用される場合は、不自然にならないように気をつけましょう。

🎨 顔全体の補正に使えるツール

ー フェイスライト

フェイスライト比較写真(ビフォーアフター)
▲ フェイスライトの比較 (量:100)

写真の光の向きを考慮しながら、顔全体を違和感なく明るく補正してくれます。人物以外の風景や服などの明るさはそのままで、顔だけ明るくできます。

ー スリムフェイス

スリムフェイスの比較
▲ スリムフェイスの比較 (量:100)

顔の輪郭を自動判別し、ほっそりとした顔立ちに補正 (というか加工) してくれます。フェイスラインがちょっとむくんでるときなんかに使えるツールですな。でもあんまりやりすぎると詐欺って言われるから気をつけてくださいね。

🎨 目元周辺のレタッチに使えるツール

ー 目を大きくする

目を大きくするの比較画像
▲ 目を大きくする (量:40)

スマホアプリの加工でよく見かけるツールですね。100に設定したらとっても不気味になっちゃったので、40で。こちらも補正というより加工ですね。💦

ー 眉毛の改善

眉の調整
▲ 眉毛の改善 (量:50)

光の当たり具合などで薄く見えてしまう眉をくっきりと補正してくれます。

🎨 口元周辺のレタッチ

「唇の発赤」や「歯のホワイトニング」などは口元を美しく見せたいときに活躍するツールです。

ー 唇の発赤

唇の発赤
▲ 唇の発赤 (量:50)

唇に色味をプラスして若々しい雰囲気にしたい場合に重宝します。

ー 唇が暗くなる

唇が暗くなる
▲ 唇が暗くなる (量:30)

逆に落ち着いた印象を与えたい場合は、色味を抑えて暗くすることも出来ます。

ー 歯のホワイトニング

歯のホワイトニング比較
▲ 歯のホワイトニング (量:100)

自然な歯の白さで、口元を健康的に美しく見せてくれます。もともとの歯が白い場合は、量をマックスにしてもあまり変化がありません。

【作例】女性のポートレート写真を補正してみた

これらのツールを使って、女性のポートレート写真をサクッと補正&加工してみました。

全体像を補正

左が元写真、右が適用後の写真です。表情がパッと明るく健康的な印象になりました♪ ちなみにかかった時間は20秒ほどです。

≪補正レシピ≫

フェイスライト…73
スリムフェイス…19
目を大きくする…5
眉毛の改善…13
唇の発赤…24
唇が暗くなる…37
歯のホワイトニング…100

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3. オートン効果

ルミナーには人物にふんわりとしたエフェクトをかける「オートン効果」と呼ばれるツールも備わっています。

オートン効果でふんわり写真
▲ オートン効果 (量:30/タイプ1)

少し適用するだけで、一瞬にしてやわらかな空気感のある印象に早変わり。オートン効果では2種類のタイプと、詳細設定 (ソフト・明るさ・コントラスト・彩度) の調整が可能です。

4. ハイキー

露出をオーバー気味にする「ハイキー」を利用した補正も可能。

ハイキー適用比較
▲ ハイキー (量:50)

彩度低めでフラットな雰囲気写真の出来上がり。これ、個人的に好みの補正です。(´∀`艸)♡

ハイキーでは量のほかに標準ハイキー・ダイナミックハイキー・黒レベル、詳細設定 (グロー・コントラスト・彩度) の細かな調整が可能。スライダーを動かすだけで好みのテイストに仕上がります。

グループ写真でも大丈夫!数人の顔を一度で簡単レタッチできる👏

最新の4.1.0バージョンでは顔検出のアルゴリズムが改善され、さらに認識率が高まりました。これにより1枚の写真にたくさんの人が写っていても、一度にパッと補正してくれます。(これ超便利!)

【例1】女性2人の写真で試してみた

女性二人
▲ AIスキン・エンハンサー適用 (量:100)

上の写真は、AIスキン・エンハンサーのみを使用。AIが女性二人をうまく検出して、どちらの顔にも補正がバッチリかかりました。

効果のかけ具合はブラシツールなどで調整することが可能です。例えば、母娘で撮った写真の母だけに適用したいなど。 笑

それにしても AIスキン・エンハンサーって、若者よりも年齢が気になる “お年頃な女性” に喜ばれそう…(←こら)

【例2】女性4人の写真で試してみた

次は人数を倍に増やして女性4人の写真でトライ。

女子4人の集合写真
▲ ポートレート・エンハンサー フェイスライト (量:100)

ちょっとあからさまですが…調整値は比較しやすいようにMAX100に指定してみました。

適用後 (下) の写真では、女性4人の顔と手元が違和感なく明るくなっていますね。スライダーひとつでここまで仕上がるなんてスゴイ…(これPhotoshopでやったら何回マウスをクリックすることになるんだろう…)

ポートレート画面の表示と主な使い方

ルミナーの使い方は直感的で、どこに何があるかを覚えてしまえば、初心者さんでも簡単に操作できます。

ポートレート画面の表示方法

最初にルミナー4を起動させ、補正したい写真を開いておきます。

ルミナー4のポートレート画面

① 画面右上の「編集」タブをクリックします。

② 画面右端の「ポートレート」ボタンをクリックします。(ニコちゃんマークが目印)

③ 4つのツールから編集したい機能をクリックします。

ここでは「AIスキン・エンハンサー」を例にご説明しますね。

AIスキン・エンハンサー調整画面

「AIスキン・エンハンサー」をクリックしたら、スライダーが表示されます。
ここをマウスでドラッグしながら、肌の効果を確認しつつ調整します。

量 (調整値) は1~100の間を1レベル単位で細かく指定できます。この他に、数値を直接入力して指定することも可能ですよ。

操作は以上です。超簡単!

【おまけ】ほくろやシミの除去は「消去 (消しゴム)」機能が便利!

最後にもう一つ、ポートレート補正に使える便利な機能「消去 (消しゴム)」ツールをご紹介します。

消しゴムツールでほくろを除去

顔や首にある小さなホクロやシミを除去したい場合に便利です。

消しゴムツールの使い方

あらかじめ補正したい写真を開き、編集タブをクリックしておきます。

消しゴムツールの使い方

① 画面右端の「キャンバス」アイコンをクリックします。

② 「消去」ボタンをクリックします。

消しゴムツールの使い方

③ 画面が切り替わったら、左上のバーにある「サイズ」の数値をクリックして、ブラシサイズをホクロやシミのサイズに合わせます。(消したい箇所より気持ち大きめにするのがコツ)

④ 消去したい箇所をブラシでなぞります。選択箇所は赤色で表示されます。

⑤ 消したい箇所をすべて選択したら、右上の「完了」ボタンをクリックします。

※ 顔全体に広がるソバカスや大きめのシミなどは除去しきれません。。

Luminar4で手軽にポートレート補正を楽しもう!

Luminarの良いところは何と言っても操作が手軽なこと!

例えばAdobeのPhotoshopで肌の補正しようとすると、ブラシツールなどでの範囲選択に加え、細かな項目をちまちまと操作する必要がありますがLuminarは範囲選択不要!

ほんの数秒で気になる問題を解決し、素敵な写真に仕上げてくれます。

現在、ルミナーの公式HPから無料のトライアルソフトがダウンロードできますのでお試しあれ~。(。・ω・。)ノ

Luminar 4 公式サイト

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